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ねずみ駆除用毒餌の作り方と使い方
毒餌はねずみに食べさせるものです。どんな優れた殺鼠剤でもねずみが忌避して毒餌を食べなければ成功はおぼつきません。
このような殺鼠剤は使わないか、誘引剤などをさらに配合してだまして食べさせる努力が必要です。それでも食べないようなら別の方法を考えなければなりません。
この点については後に述べることにします。毒餌の食べ方を向上させるためには材料の選択が大切です。
ねずみは本来植物質を良く食べます。家の中にいるねずみは野外のものと比較してかなり雑食性なので毒餌の材料は何でも良いと言う事になります。
しかし実際はそのような簡単なものではありません。私達もかなり雑食性で何でも食べると考えられていますが、これは食物の無い時です。普段食べているものの範囲は狭いのです。
ねずみも同じく、調理場などに出没する時は、そこにある私達の食物およびその残飯に限られます。
一方ねずみは異物反応の強い動物なので生活環境の変化には著しい忌避性を示し、警戒心を掻き立てます。
ねずみは見慣れないものには近寄ろうとしません。たとえ空腹であっても食べなれない物は食べないのが普通です。
急にねずみの通路に罠や毒餌を置いても、私達が考えている程には成功しません。
そこで毒餌の材料は駆除する地域その時点において最も食べ慣れたものを選ぶ事がよいということになります。
かつて羽田空港で行われたドブねずみの駆除試験成績(配置14箇所、0.5g×100個)によれば、駆除実施に先立って、この地域のねずみが何をよく食べているのかを調査するために、攻撃を受ける食堂廃棄物の置くゴミ溜めを中心とし、無毒の餌を配置して食べ方を見たところその喫食率は53.2%でした。ついで硫酸タリウムを混入させた既製の毒餌を与えたところ、その喫食率は前回より低下して10%となりました。
そこでゴミ溜め内の食物残飯を調べてみると、食べ残しのパンがかなり多かったので、パンの欠片に既製毒餌に含まれている硫酸タリウムと同じ量になるように加えて与えてみました。
ところが、その喫食率は無毒のものを与えた時と匹敵する程の59.5%を示すほどよく食べました。
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