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ねずみ駆除の実施
通常ならば、駆除後ねずみの出現も無く被害も減少したことで、その効果を知れるのですが、これはかなり長時間の後の事になります。
しかしそれではあまりに遅く、駆除後すぐ結果を知りたい、そこで2~3日目に、第二回の無毒餌を配置し、その喫食率を調査します。
第一回の結果と比較して、これが著しく減少していなければ、毒餌によってねずみ達は死滅したものと考え、減少していなければ、不成功だったと考えて駆除を継続しなければなりません。
要するに駆除前後のねずみの生息密度を餌の食べ方によって推測するのです。
新潟県亀田町の成績を参照してもらうと、生息密度をさらに詳しく調査するには1)記号放逐法と2)逐日捕鼠法があるので、これを実施するのが適当です。
これについては、第5編を参照してください。以上で毒餌による駆除法の大略を説明しましたが、他に留意すべき2、3の点に触れておきたいと思います。
ここでいう喫食率は、駆除前後の比較上の資料として有効なものであり、絶対的なものではありません。ねずみが餌を食べているのを目の当たりにしたものではないからです。
餌の食べられ方にもいろいろあるでしょう。餌の一部をかじったもの、1/2を食べたもの、全部食べたものなど様々です。
したがって調査を行う場合には一つの基準を決めてから行わなければなりません。結果が過大になる恐れはありますが、全くかじられていない餌以外の餌は全て食べたものとして考えるのが最も簡単でしょう。
また、ねずみの種類によっては餌をその場で食べるものも存在しますし、巣に持ち帰って食べるものも存在します。
さらに、巣に持ち帰った餌が食べられたかというと、これについても、確実な保証はありません。毒餌は全て無くなっていても、まだねずみの出現を確認することもあり、騒音を聞く事も稀ではありません。要はそこにねずみがいるかいないか、減少したかそうでないかという比較の問題なので、この程度で満足しなければなりません。
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