ずみの基礎知識:ねずみ駆除-ネズミ退治の方法

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ずみの基礎知識

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隠れ家と巣

クマねずみは屋内の比較的高い部分に住み着き、ドブねずみは水分の多い地面に近い部分、もしくは地中に穴を掘り住み着きます。特に川沿いの土手に多くの穴を開けねずみが生息する例が頻繁に見られます。
また、ハツカねずみは住家の近くに生息しており、屋内または、人家に近い地中に穴を掘り生息しています。わら等を積んだ下に多く潜み、クマねずみと比較的近い生活を行っています。
日本では農村に当たり前のように見つける事ができますが、最近農地を潰して建設したような鉄筋のビルではこのハツカねずみが生息している場合が多くあります。
欧米でも都市では高層建築の中で、ちょうど日本のクマねずみのような生活をしているといいます。
これがねずみたちの身体が小さいため、ドブねずみやクマねずみの入れないような狭い隙間にも楽に入ることができるからでしょう。
ねずみが隠れ家や巣を必要とする理由は、言うまでも無く、第一には成獣自信が外敵から身を守るための安全地帯としてであり、第二に、繁殖や幼獣の保護のためです。

隠れ家とは、最低条件として、ねずみが外敵から見つからないだけの空間を意味しています。
しかしこれだけでが充分とは言えず、外部から目が届かないだけでなく、さらに敵の手が直接届かないという条件を必要としています。地下に見られる巣の型は一定していませんが、主にすんでいる場所、食糧を蓄えておく場所、隠れ場所などが区分されています。
この巣からは多くの坑道がが作られて地上と結ばれています。普段生活している場所、要するに、「居間」はねずみの大きさやその数によって異なっていますが、雌雄一対なら直径およそ20~30cmで、大きな集団のものなら50cmにも達します。居間は2~3室に分けられている事もあります。巣の材料はあらゆる物質を細かくちぎったものが用いられます。
そのなかでも、紙やボロ布、わら、ひもなどのように柔らかいものが好まれ、収集された材料はちょうど鳥の巣のように周囲を高くして組み立てられます。
鶏舎では抜けた鶏の羽がかっこうの材料になりますし、飼育室内でも一枚の新聞紙を与えておくだけで器用に細かくちぎって、巣を作り上げるのを見ることができます。

食糧貯蔵庫は、坑道にあり、居間と連結している場合もありますし、全く別の場所にあることもあります。
このほかにも、地下巣には盲路と呼ばれるものがあり、これは地上から地下に続いている坑道が、広くなる部分で行き止まりになっているものです。
これについては専門家の間でも様々な説が存在し、その一つとして、洪水や大雨の時に、この盲路に逃げ込み、頭を内部に入れ、身体をふくらまして坑道を塞ぎ、水の侵入を防ぐためだという説があります。


ねずみの喫食性

ねずみは極めて大食漢です。1日に自分の体重の1/3~1/4もの量の餌を摂ると言われています。
実験室で長い間飼育されているドブねずみでは1日に押麦で30~40gほど食べます。餌の質や水分含量によってもその量は当然左右されますが、野生の個体は運動量も多く、小さなケージ内とは様々な条件が違うので、さらに多くの量を必要とすると考えられています。体重の1/3~1/4という量を私達が食べたとすると、体重60kgの人で15~20kgにあたります。

これをみても、ねずみがいかに大食漢であるかというのが、よくわかります。しかもねずみはその性質上、一つの餌を最初から最後まで食べることはせず、次から次へとかじり跡をつけていくので、実際の被害は喫食量の数倍にもなります。
ねずみの胃は比較的小さいもので、ドブねずみやクマねずみでも3~5立方cm程度しかありません。したがって、それだけの餌を食べるためには、一日中口を動かしていなければなりません。ハツカねずみでは1回に100~200mgずつ、一日に15~20回も食べるといいます。

その一方、腸管は長く排泄も頻繁に行われます。
古くはねずみは植物性の餌をとる動物でした。その後次第に水辺に移動していく個体が現れ、動物質まで食べるようになったと考えられます。
現在では、特にドブねずみがその代表ですが、主食として多く植物性のものが好まれる傾向があります。
しかし場所によっては動物性のものが好まれている例もあり、そのような場所では極めて個体が発見されます。

ねずみは私達人間が食べるものであればほとんどなんでも食べます。昔から、海藻類はあまり好まないと思われていますが、これも他に餌が充分にある場合の事で、時には人糞や泥までも食べることがあります。


ねずみの摂食性

ねずみがどういったものを好んで食べるのかを知るのは、毒餌を作る際にも、罠を仕掛ける際にも、重要な事柄です。
もともとねずみは新しいものに対して警戒心が強い性質で、私達が苦労して作った餌でも、なかなか思うように口にしません。それだけに、ねずみたちの餌に対する好みを知っていまければいけませんし、相当の工夫も必要になってきます。

ねずみは住む地域によって餌に対する好みが異なる傾向にあり、誇張した言い方をすれば魚屋のねずみは魚を好み、米屋のねずみは米を好むといったものです。
それほどまでにねずみは私達の生活に密接しており、環境対応力も優れています。

さらに餌に対する執着心も非常に強いのです。
その反面、飢えに対しては弱いと言われていて、餌も水も与えずに放置しておくと1週間以内にはそのほとんどが死に至ります。
もちろん何匹かを一緒にして同じところに入れておくと共食いを始めることもあります。
先に死んだねずみが餌になり、時にはまだ生きているうちから共食いを始めることもあります。

ですが、捕らえたねずみがねずみが翌朝死んで見つかったような場合は餌の不足よりも寒さのためなど他のことが要因になることがほとんどです。


イエねずみ害獣度1

i生息
駆除の対象区に生息しているねずみの数、特にその密度が問題となります。高密度の生息は高い害獣度を示します。しかし、イエねずみの場合、その密度が低い場合であっても、その他の条件によって害獣度の高い場所が存在します。

ii侵入活動度
私達が生活し、利用し、もしくは利用している場所に、ねずみがどの程度侵入して活動するかは害獣度の判定の基準となる点です。ねずみは人前にはほぼ姿を現さず、隠れて行動する動物だけに、ある程度の知識を持って観察しなければ、正しい判断を下すことは難しいとされます。

iii被害度
被害は量と質の両方から考えなければなりません。さらに、前に述べたようにその害は想像以上に波及拡大する可能性があります。特に不特定多数の人間を対象とするような施設では、その被害度には計り知れないものがあります。イエねずみの害獣度の考え方について例示しておきます。東京都が設置したゴミ不衛生処分地である「夢の島」には、ハエと共に非常に多くのねずみが生息しました。島の面積はおよそ450000㎡の中、およそ70000㎡の未覆土ゴミの中には、一時、100000匹以上のドブねずみが生息していたと考えられています。(昭和41年3月)かなりの高生息度です。しかし、私達の生活の場への侵入活動から見てみれば、レベルの低いものであり、よって、夢の島のねずみ害獣度は低いということになります。

ゴミ不衛生処分地においても、中小都市などが住宅地域に近い場所に設置したものについては、当然夢の島とは異なり、高度の害獣度を示すことになります。食品製造工場や飲食店などの設置は、ねずみの多い場所ということになります。このような、不特定多数の人間を相手に食品を提供しているような施設では、もしそこに生息活動をしているねずみの数が多くなくても、その被害度は高いもので、害獣度は極めて高いものといえます。


ねずみ集団生活とねずみ行動圏2

ドブねずみでは200mに及ぶものもありますが、ハタねずみ亜科の行動圏は、ハタねずみで540㎡、スミスねずみで1000㎡、エゾヤチねずみが540㎡と、その殆どが20~30m四方に収まっています。

ドブねずみのように雑食性の種類では、草食性のものと比較して広い行動範囲をとるのが一般的ですが、それでも東京の銀座のような常時多量の食糧が集まる場所では行動圏は極めて狭くて済むと言うことです。

逆に言えば、食糧の豊富な地域では、その中に住むねずみの数も非常に多くなります。
このいい例がよく言われるササの実の結実とハタねずみの発生の関係です。ササの実が一斉に結実した年では、そのなわばりは巣を中心とした僅か1㎡程度に収まります。

次々に巣で成熟していくねずみは、自分達の地域内の餌が少なくなると、新しい土地を求めて移動します。これを俗に分散と呼んでいますが、分散には2つの理由が考えられます。
1つは前に述べた「過剰密度」による場合です。
もう1つは一時的に密度の均衡が保てなくなった場合です。

一時的というのは、駆除などによってある地域の生息密度が極端に低下するような場合ノことです。

このような場合では地域内の生息密度に不均衡が生まれ、そのために密度の高い地域に生息するねずみが密度の低い地域に移住するという現象がおきます。
移動したねずみは、だんだんと生息密度を上げていきますが、元の密度にまで回復するまでの速度は、当然一時的に空間となった地域の広さに関係し、広ければ広い程回復速度はゆるやかだと考えられています。


ねずみ集団生活とねずみ行動圏

ねずみを1匹ずつ個別にして観察した場合のねずみの行動などから、自然集団の動態を直接に類推することは、かなり困難です。
ねずみ駆除を行う場合においては、ねずみたちの行動を社会集団として把握しておくことが重要な意味を持っていて、さらにそれは必要なことになります。

普通、ねずみの個体群の増減は繁殖、死亡、移動の三つに支配されています。繁殖と他からの移入はその数を増加させることになりますし、死亡と移出は減少させる働きをします。
この増減に影響する環境要因は、食物と住処が主なものであり、この要因に前に述べたような様々な因子が含まれ、基本的にある一定の密度が保たれています。
ですが、密度には一定の限界が存在し、ある程度以上には増加することはありません。
したがって外部から何らかの力を与え、この上限をどのようにして下げるかが駆除の基本となることはいうまでもありません。

生後一定の発育段階に達したねずみは、新しい土地を求め移住し新しい巣を作ります。そこで自分達の食糧を確保するために、ある一定地域内に他のねずみを侵入させないようにします。
これをテリトリーと言います。いわゆる”なわばり”のことです。ねずみたちは自分達のなわばりの中に他のねずみが侵入してきた場合、その身をもって必死に守ります。
このなわばりの周りには、それより広い行動圏(ホームレンジ)を持っています。行動圏は主に餌を求め歩く範囲であり、他のねずみとの争いは多少あったとしても、なわばり内ほど激しいものは起こさない地域にあたります。
一般的に同一系統の中ではねずみ同士の間にほとんど争いは起こらないと言われています。このようななわばりや行動圏は、巣を守り餌を確保することが目的となるので、その地域内に存在する食物の密度によって広さが異なっています。
一般的に言えば、ねずみ亜科のものは、ハタねずみ亜科のものに比べ広くなっています。


ねずみの運動能力2

ねずみの登攀力についてみてみると、一般的にいって表面の滑らかな垂直の壁を登ることはできません。
ですが壁に割れ目があったり、コンクリートのように表面がガサガサした壁面なら、かなりの所まで登ることができます。

その中でも、クマネズミは登攀力に優れていますが、ドブネズミでも、果樹の先端まで登って果実や若い芽を食い荒らす事があります。
このようなとき、尾がネズミたちの平衡を保つうえで大きな役割を果たしています。
これは尾が極めて敏感にできているからであり、電線を伝って家屋内に侵入したり、停泊中の船に綱を渡り侵入する時には、尾がかなり活用されます。「とい」やタンスとの隙間などの狭い空間を登るときには、身体の背面を壁につけて脚を反対側の面に突っ張って登っていきます。

家の中でネズミを見つけ、部屋の隅の戸棚まで追い詰めながらも見失う事がありますが、これは彼らが、この手を使って棚の上部に逃れているためである。

狭い穴を通り抜けることも、同じく器用にこなします。たとえば、ハツカネズミでは10mm程度の穴はいとも簡単に通り抜けてしまいます。
しかし、穴が長い管のようになっているような場合には、かなり制限されるようで、2.5cmの針金の網目を楽に通り抜ける事が出来るネズミでも、直径3.8mmの管を通り抜ける事ができないといいます。


ねずみの運動能力

クマねずみは水泳はあまり得意ではありませんが、ドブねずみはとても上手に泳いだりもぐったりします。1分間に5~8mの速さで泳ぎ、150mの川でも泳ぎきります。
昔から、ねずみは群をなして海を渡ることがあるといわれています。


しかし、もとよりねずみ類には目的地に向かって海を泳ぎきるほどの知能と体力はないようで、天災や飢餓などによって、ねずみたちの生息地が脅かされるようになった時に、盲目的に泳ぐものと考えられています。

その一方で、ドブねずみは川辺にも住み着き、魚や貝類を捕獲して生活しているので、ねずみたちが水を恐れないことは当然のことかもしれません。

跳躍力も優れていて、特にクマねずみは約1m近くも飛び上がりますし、1.5m程度の巾とびの能力も持ち合わせています。

外敵から追われていている場合などには2mぐらいは楽に飛び越えるといわれています。高い場所から飛び降りることはもっと平気に行います。
ドブねずみでは5階建のビルの屋上から落ちても、まるで猫のようにかすり傷一つ負わない例もあります。


登攀力についてみてみると、一般的にいって表面の滑らかな垂直の壁を登ることはできません。ですが壁に割れ目があったり、コンクリートのように表面がガサガサした壁面なら、かなりの所まで登ることができます。

その中でも、クマねずみは登攀力に優れていますが、ドブねずみでも、果樹の先端まで登って果実や若い芽を食い荒らす事があります。
このようなとき、尾がねずみたちの平衡を保つうえで大きな役割を果たしています。

これは尾が極めて敏感にできているからであり、電線を伝って家屋内に侵入したり、停泊中の船に綱を渡り侵入する時には、尾がかなり活用されます。
「とい」やタンスとの隙間などの狭い空間を登るときには、身体の背面を壁につけて脚を反対側の面に突っ張って登っていきます。

家の中でねずみを見つけ、部屋の隅の戸棚まで追い詰めながらも見失う事がありますが、これは彼らが、この手を使って棚の上部に逃れているためである。


かじることについて

ねずみの歯は大変丈夫に出来ています。柱や壁などはなんなくかじりつき穴を開けてしまいますし、コンクリートや鉛管までもかじり切ってしまうこともあります。

実験室で小さな金網の箱にドブねずみやクマねずみを入れておくと、ほんのわずか数日のうちに網を噛み切り、逃げてしまいます。これはねずみたちが目的を達成するために必要な作業であるし、それ以上にねずみにとって死活問題になります。

要するに、ねずみの歯は私達人間とは異なり、永久に伸び続けるからで、おおよそ1日に0.5mmほどの早さで伸びます。
これは、ハタねずみ亜科のものではねずみ亜科のものよりも早いようです。したがって、かじるものが全く無いような環境で飼育を続けると、歯が口の中で伸び過ぎて死んでしまうことがあります。

電線を噛み切って交通事故を誘発するといったような被害は、ねずみの”かじる”という性質に起因するところが大きいのです。


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