ねずみ駆除-ネズミ退治の方法

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ねずみは常に私達の生活の中で生活しており、私達の生活に多くの被害、脅威を与えています。ねずみは人間社会に寄生する唯一の哺乳類で、利口の様に思えても、結局はそうではない動物です。どこにいるねずみでも必ず駆除できます。
駆除技術を駆使して、駆除目的に合った科学的な駆除の実行を切実に願っています。

a.ねずみ駆除は「ねずみ減らすこと」です。ねずみを殺すことは駆除の手段であり、駆除そのものではありません。
b.ネズミ駆除は「何匹殺したか」は問題ではなく「それくらい減ったか」が問題なのです。
c.駆除の目的は、そこに生息するねずみを、そこに生活する人達にとって害の無い生息状態にすることです。
d.ねずみ退治の活動は、いつも駆除の目的に適切なものでなければなりません。
e.ネズミ退治はいつも科学的に実施されなければなりません。「やりっぱなし」や行事的な駆除に本当の効果は期待出来ません。
f.家庭でのねずみ駆除の実施より地域や職場全体による一斉的な実施が効果的です。とはいえ、家族単位といった各自の駆除活動を怠ってはいけません。

ねずみ駆除退治 新着情報

ねずみ駆除の目的

ねずみ駆除を考えるためには、まずその目的を知っていなければなりません。
ねずみ駆除に必要な事柄は、この目的に向かい行われます。ねずみ駆除の進行に欠かせない技術の教育も、私達みんなの意欲を煽るための啓蒙活動も、市町村が実施する殺鼠剤の配布にしても、全てが合理的な目的の施策でばければ意味がありません。

衛生害虫獣の駆除は、私達の社会に、よりよい生活環境を実現させるための手段の一つです。
ねずみ駆除の目的は、私達の生活の場に寄生しているねずみを減少させることによって、ねずみの害を私達の生活から見て問題にならない程度のレベルの低さにまで持っていくことです。
そして、このねずみ駆除の目標とするところは、常にこの「レベルの低さ」を維持し続けることにあります。

●ねずみは私達の生活に寄生し生活してきた●
近代化が進んでいる現在の日本においては、欧米先進国と同じく、物的鼠害対策と防疫対策としてのねずみ退治から一歩踏み出して、私達の住みやすい生活環境を作るための環境衛生対策として、ねずみの駆除を考えるようになりました。

ところで、日本のイエねずみの生息の現状はどうでしょうか。
一説によると、欧米先進国と比較して3倍以上ものねずみが生息していると言われています。
全体的に見て依然低いとされる日本人の対鼠衛生の観念の上に、悠然としているねずみが随所に見られる状況にあります。

特に合理化と都市化が進んだ大都会の繁華街では、その外観とは反対に、注意していれば、昼間でもねずみの姿を確認できるのが現状です。
これらの施設の管理者も、そこで働く者も、そこを利用する者も、全員が対鼠衛生観念が皆無であると言っても過言ではありません。


隠れ家と巣

クマねずみは屋内の比較的高い部分に住み着き、ドブねずみは水分の多い地面に近い部分、もしくは地中に穴を掘り住み着きます。特に川沿いの土手に多くの穴を開けねずみが生息する例が頻繁に見られます。
また、ハツカねずみは住家の近くに生息しており、屋内または、人家に近い地中に穴を掘り生息しています。わら等を積んだ下に多く潜み、クマねずみと比較的近い生活を行っています。
日本では農村に当たり前のように見つける事ができますが、最近農地を潰して建設したような鉄筋のビルではこのハツカねずみが生息している場合が多くあります。
欧米でも都市では高層建築の中で、ちょうど日本のクマねずみのような生活をしているといいます。
これがねずみたちの身体が小さいため、ドブねずみやクマねずみの入れないような狭い隙間にも楽に入ることができるからでしょう。
ねずみが隠れ家や巣を必要とする理由は、言うまでも無く、第一には成獣自信が外敵から身を守るための安全地帯としてであり、第二に、繁殖や幼獣の保護のためです。

隠れ家とは、最低条件として、ねずみが外敵から見つからないだけの空間を意味しています。
しかしこれだけでが充分とは言えず、外部から目が届かないだけでなく、さらに敵の手が直接届かないという条件を必要としています。地下に見られる巣の型は一定していませんが、主にすんでいる場所、食糧を蓄えておく場所、隠れ場所などが区分されています。
この巣からは多くの坑道がが作られて地上と結ばれています。普段生活している場所、要するに、「居間」はねずみの大きさやその数によって異なっていますが、雌雄一対なら直径およそ20~30cmで、大きな集団のものなら50cmにも達します。居間は2~3室に分けられている事もあります。巣の材料はあらゆる物質を細かくちぎったものが用いられます。
そのなかでも、紙やボロ布、わら、ひもなどのように柔らかいものが好まれ、収集された材料はちょうど鳥の巣のように周囲を高くして組み立てられます。
鶏舎では抜けた鶏の羽がかっこうの材料になりますし、飼育室内でも一枚の新聞紙を与えておくだけで器用に細かくちぎって、巣を作り上げるのを見ることができます。

食糧貯蔵庫は、坑道にあり、居間と連結している場合もありますし、全く別の場所にあることもあります。
このほかにも、地下巣には盲路と呼ばれるものがあり、これは地上から地下に続いている坑道が、広くなる部分で行き止まりになっているものです。
これについては専門家の間でも様々な説が存在し、その一つとして、洪水や大雨の時に、この盲路に逃げ込み、頭を内部に入れ、身体をふくらまして坑道を塞ぎ、水の侵入を防ぐためだという説があります。


委託ねずみ駆除業者選び

近頃、ねずみ害虫駆除事業営業者(俗に殺虫消毒業者と呼びます)に委託し、管理建築物のねずみ駆除を実施するものが増えてきました。
特に大都会のビル等では、その傾向が強くなっています。

現在では、まだ一部分ではありますが、将来にはビルに限らず、団地や商店街、住宅街など広域駆除まで業者の請負作業となることも考えられます。
日本におけるこれらの業者数は、年々増加していますが、中にはその場限りのアルバイトを雇い「薬撒き」をしているだけというものも存在します。

その原因の主なものとして、
a.ねずみ駆除は余計なことだ。
b.ねずみ駆除に関して知識を持っていない。
c.本当に駆除技術を持っている業者かどうか判断できない。
d.そのため、単に見積もりにより安い業者や縁故で業者を決定する。
などがあります。これでは無駄な金を消費した事になります。

適切な業者に委託したとしても、ねずみの習性上、依頼者側が全面的に協力しなければ、作業能率も効果も、低下する事になり、互いに大きな損失になります。
(多種業者集合体の建物では協力体制が無いため、しばしばこういう問題が発生します)

要するに、依頼者は信頼できる業者を選択し、自身もねずみ駆除についての知識を持ち、駆除対象区内の協力体制のもとに、駆除を実効しやすくする事を心がけなければなりません。

以上、ねずみ駆除の進め方について過去の経験っをもとに、実際的方法、問題点を記しました。
最後に
・ねずみの害は、一種の公害であって、人災である事。
・駆除は対象とする地区と時代に合った指導が必要な事。
・国をあげて駆除意欲の昂揚を図り、住民に密着した指導者の適切な指導が必要である事。
によってどんな所に生息するねずみも、必ず駆除できるものであると言うことを断言しておきます。


殺鼠剤の忌避性

ねずみが賢い動物かどうかには、諸説がありますが、昆虫が殺虫剤を忌避する例に比較すれば、ねずみが殺鼠剤を忌避する例の方が遥かに多いようです。

それに、現在の殺鼠剤は全て食毒としての効果を狙っています。
どれほど微量で有効な薬剤であってもねずみがそれを食べない限り死亡する事は期待できません。

言うとすれば、ねずみが”自発的に”毒餌(もしくは体表についた粉)を口にしない限り、駆除の効果は上がらない訳です。したがって、殺鼠剤の持つ各性質の中で、ねずみが忌避するかどうかは、実用的価値の立場からは、非常に重要な問題です。

ここでは総括的に忌避性という言葉で表現しましたが、毒餌について見ると、その実用価値を左右するのは喫食率です。その喫食率は、殺鼠有効成分そのもののねずみに対する忌避性以外に、毒餌の基剤の組成が影響します。
反対に言えば、ねずみの好む餌材料を上手に配合することで、忌避性を打ち消して喫食率を高めることもある程度は可能です。

次に、ねずみの忌避性は、種類によって異なり、また同一種でも環境条件によって一定ではありません。
例えば、ねずみの餌が極端に不足している環境では、多少忌避性のある殺鼠剤でも高い喫食率が得られた例があります。

また、毒餌を喫食した結果、急性中毒症状を起こし激しい興奮や痙攣を起こすと、ねずみの集団にストレスを引き起こし、それからその毒餌に寄り付かなくなる傾向があります。
これは、厳密な意味の忌避性ではありませんが、喫食率の低下を導く原因の一つになります。クマリン系化合物は、一見して自然死のような軽い中毒症状を起こすため、このようなストレスを引き起こすこと少ないです。

反対に、極めて速攻性の薬剤は、喫食から中毒もしくは死亡までの時間が短いので、ストレスの程度が小さい事も考えられます。

元々日本では、殺鼠剤を毒餌に含ませて食べさせるのが普通ですが、粉剤に殺鼠剤を含ませ、通路や穴の前などに撒いておく方法も、この先さらに開発普及されるべき使用形態でしょう。

この粉散法は毒餌法に比較して多量の薬剤を必要とすること、散布場所が汚染されること等の欠点もありますが、逆に適切な場所に散布すれば効果が大きいこと、殺鼠成分の持つ多少の忌避性がカバーされることなどの良い点もあります。
なお外国では、アンツウは粉剤として散布される事が多いようです。

数種類の殺鼠剤をねずみに投与して喫食率を調査した三坂の報告によると、忌避性の全く認められなかったものはモノフルオール酢酸ソーダで、次いで黄燐剤、シリロイド、硫酸タリウムでした。

一方、炭酸バリウム、亜硫酸石灰、アンツウの3つはねずみによって忌避される傾向が強く、中毒が進行するにつれて、喫食状況は次第に悪くなるといいます。


殺鼠剤の抵抗性

殺虫剤の場合には、長期間同一の薬剤を連用すると、昆虫の集団が淘汰され、強者が生き残り繁殖していく結果、著しく抵抗性が増す事実が確認されています。

これと同様な経過を殺鼠剤に当てはめてみると、ある殺鼠剤に元来強い遺伝的要素を持った個体(ねずみ)が集団中に存在する場合、長期間同一の殺鼠剤を使用していると、強い遺伝的要素が集団中に濃縮される格好となり、いずれその集団は強い個体だけで占められてしまいます。

このような意味の殺鼠剤抵抗性は、日本では現在まで全く見出されていません。
これは、ねずみの繁殖能力がハエや蚊と比較して遥かに小さいという事実にもよるでしょうし、また一方で効果的な駆除が継続して実施されていないという現状にもよります。

いずれにしろ、抵抗性の増大は、この先の可能性として考えなくてはならない問題です。なお、イギリスでは1965年にワルファリン抵抗性のハツカねずみが数箇所で確認されています。

次に、致死量い達しない殺鼠剤を口にしたねずみがその薬剤に強くなり、通常の致死量では全く効果がなくなることもあります。

前述したような抵抗性は、代を重ねて初めて、その集団が強くなるのであり、これは、その1代の間中に強くなるので、両者では全く意味が違います。

後者につきましては、前者の”抵抗性”と区別するために”耐性”という風に呼びたいです。この耐性はアンツウにおいて時おり見られます。


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